俺たちの妹・3
葵を見ると目があった。
「司さん、心配だね。後で一緒に様子見に行こう」
「……怒ってる?」
「どうして?心配なのは俺も一緒。二人の時間はいくらでも作れるから、今は心配な事を最優先しよう」
ほんと葵にはかなわない……
「ありがとう」
「お礼を言われることなんて何もしてないよ。ただ、朝ごはんちゃんと食べてからじゃないと行かせないよ」
葵の徹底ぶりには困る……
「えー。つーくん心配だもん、早くいこうよ」
「ダメ、朝ごはんが先。桜もずっと側にいなくていいって言ってたから大丈夫」
こういう時の葵には、何をいってもダメだと一緒に暮らして学んだんだ。
「……分かった」
そう言ってキッチンへ向かう。
「もう準備すんでるからみぃは座ってて」
「ありがとう」
「はい、これだけは頑張って食べること」
そう言ってた並べられた朝食は、頑張れば全部食べきれる量のもの。
「……頑張る……」
そう言わないと、食べきらないとつーくんのとこへ行けないし、頑張らなきゃ。
「頑張らなくても食べれるようになってほしいんだけどね」
苦笑する葵を横目に朝食と格闘する。
栄養バランスの考えられた朝食は、葵とひな兄が作ってくれたもの。
こんな優遇されたこと感謝しないといけないね。
「葵、いつもありがとう」
「ん?どうした急に」
「ううん、言いたくなっただけ」
にっこり笑うと葵に頭をポンポンとされた。
「みぃは俺にとって大切な人だからね。その為なら頑張れるんだよ」
葵の言葉はいつも優しくて、なんだか泣きそうになる。
「司さん、心配だね。後で一緒に様子見に行こう」
「……怒ってる?」
「どうして?心配なのは俺も一緒。二人の時間はいくらでも作れるから、今は心配な事を最優先しよう」
ほんと葵にはかなわない……
「ありがとう」
「お礼を言われることなんて何もしてないよ。ただ、朝ごはんちゃんと食べてからじゃないと行かせないよ」
葵の徹底ぶりには困る……
「えー。つーくん心配だもん、早くいこうよ」
「ダメ、朝ごはんが先。桜もずっと側にいなくていいって言ってたから大丈夫」
こういう時の葵には、何をいってもダメだと一緒に暮らして学んだんだ。
「……分かった」
そう言ってキッチンへ向かう。
「もう準備すんでるからみぃは座ってて」
「ありがとう」
「はい、これだけは頑張って食べること」
そう言ってた並べられた朝食は、頑張れば全部食べきれる量のもの。
「……頑張る……」
そう言わないと、食べきらないとつーくんのとこへ行けないし、頑張らなきゃ。
「頑張らなくても食べれるようになってほしいんだけどね」
苦笑する葵を横目に朝食と格闘する。
栄養バランスの考えられた朝食は、葵とひな兄が作ってくれたもの。
こんな優遇されたこと感謝しないといけないね。
「葵、いつもありがとう」
「ん?どうした急に」
「ううん、言いたくなっただけ」
にっこり笑うと葵に頭をポンポンとされた。
「みぃは俺にとって大切な人だからね。その為なら頑張れるんだよ」
葵の言葉はいつも優しくて、なんだか泣きそうになる。