俺たちの妹・3
「みぃ……みぃっ」
体を揺すられて意識が浮上する。
「……あ……さくら……おかえり」
にっこり笑うと
「もう、こんなとこで寝てたらダメじゃない。風邪引いちゃうよ」
桜は困った顔をしていた。
「大丈夫……少しだけだから」
そう言ったものの、数時間は寝てしまっていた。
「でも、司のそばに居てくれてありがとね」
「力になれて、良かった。簡単な物だけどお夕飯作っておいたから、よかったら食べてね。何か買ってきてたら、明日にでも回してくれていいから」
「うそ、みぃの手作り?嬉しい」
桜が喜んでくれたから、作った甲斐があったかな……
「つーくんの食べれそうな物も一応作っておいたから、一緒に食べてね。それじゃぁ、桜も帰ってきたし、私はそろそろ帰るね。つーくん早く良くなるといいね」
「みぃ……ありがとう」
「いつも、お世話になってるお返し。じゃぁ、バイバイ」
そう言ってつーくんの家を出た。
今回は少しは役に立てたかな……
いつも迷惑ばっかりかけてるから、力になれるときは頑張るんだ。
私の密かな決意は、誰にも届かないけど、私の胸の中で静かに燃え上がっていた。
次の日にはつーくんは無事に復活して、元気になったと桜とつーくんの二人から連絡があった。
長引かなくて良かった……
私は少しだけだるさを残しつつも、充実感で溢れていた。
体を揺すられて意識が浮上する。
「……あ……さくら……おかえり」
にっこり笑うと
「もう、こんなとこで寝てたらダメじゃない。風邪引いちゃうよ」
桜は困った顔をしていた。
「大丈夫……少しだけだから」
そう言ったものの、数時間は寝てしまっていた。
「でも、司のそばに居てくれてありがとね」
「力になれて、良かった。簡単な物だけどお夕飯作っておいたから、よかったら食べてね。何か買ってきてたら、明日にでも回してくれていいから」
「うそ、みぃの手作り?嬉しい」
桜が喜んでくれたから、作った甲斐があったかな……
「つーくんの食べれそうな物も一応作っておいたから、一緒に食べてね。それじゃぁ、桜も帰ってきたし、私はそろそろ帰るね。つーくん早く良くなるといいね」
「みぃ……ありがとう」
「いつも、お世話になってるお返し。じゃぁ、バイバイ」
そう言ってつーくんの家を出た。
今回は少しは役に立てたかな……
いつも迷惑ばっかりかけてるから、力になれるときは頑張るんだ。
私の密かな決意は、誰にも届かないけど、私の胸の中で静かに燃え上がっていた。
次の日にはつーくんは無事に復活して、元気になったと桜とつーくんの二人から連絡があった。
長引かなくて良かった……
私は少しだけだるさを残しつつも、充実感で溢れていた。