俺たちの妹・3
司side…
葵の姿が見えなくなってから、みぃに視線を向ける。
こんな苦しそうなみぃを見たい訳じゃない。
判断間違ったかな……
その時、ポンと肩に手が置かれた。
「司は間違ってないよ。これは予防しててもなる時はなるんだから」
「そうだけどさ……せっかく検診に来てるのに辛い思いさせちゃ意味がないだろう?」
「司の専門は呼吸器。発作が頻発してる訳じゃないんだから、大丈夫」
そうだけどさ……
やっぱり責任感じる。
「葵も日向も居るんだし、大丈夫。みんなで見守ろう。俺も協力する。司一人で背負わなくていいよ……さ、早くみぃちゃんを楽にしてあげよう」
樹の言葉に頷いて、みぃの治療を始めた。
インフルエンザの薬を入れて、様子を見る。
熱が下がれば安心なんだけど、そう簡単に安心させてくれないのがみぃだから、俺はソワソワしながら待っていた。
その間にも俺の他の患者は居るわけで……
「悪い、呼び出しだ……任せていい?」
「もちろん。何かあればすぐ連絡する」
「助かる。ごめんな」
樹にみぃを一旦任せて、通常の外来に戻った。
「前園さん、ごめん」
「いえ、みぃちゃん大丈夫ですか?」
「インフルエンザだったよ。この前の検診の時にもらったのかも……」
「インフルエンザ……合併症が怖いですね……」
こんな苦しそうなみぃを見たい訳じゃない。
判断間違ったかな……
その時、ポンと肩に手が置かれた。
「司は間違ってないよ。これは予防しててもなる時はなるんだから」
「そうだけどさ……せっかく検診に来てるのに辛い思いさせちゃ意味がないだろう?」
「司の専門は呼吸器。発作が頻発してる訳じゃないんだから、大丈夫」
そうだけどさ……
やっぱり責任感じる。
「葵も日向も居るんだし、大丈夫。みんなで見守ろう。俺も協力する。司一人で背負わなくていいよ……さ、早くみぃちゃんを楽にしてあげよう」
樹の言葉に頷いて、みぃの治療を始めた。
インフルエンザの薬を入れて、様子を見る。
熱が下がれば安心なんだけど、そう簡単に安心させてくれないのがみぃだから、俺はソワソワしながら待っていた。
その間にも俺の他の患者は居るわけで……
「悪い、呼び出しだ……任せていい?」
「もちろん。何かあればすぐ連絡する」
「助かる。ごめんな」
樹にみぃを一旦任せて、通常の外来に戻った。
「前園さん、ごめん」
「いえ、みぃちゃん大丈夫ですか?」
「インフルエンザだったよ。この前の検診の時にもらったのかも……」
「インフルエンザ……合併症が怖いですね……」