俺たちの妹・3
前園さんは、みぃの手強さを知っている一人だ。
「今は救急で診てもらってる」
「落ち着くまでは入院ですか?」
「その方がみんな安心だと思う」
「そうですね。入院セットまた持ってきますね」
「よろしくね」
「じゃぁ、お待ち頂いてる患者さん通しますね」
「よろしく」
それから外来の時間が終わるまで、樹からは連絡はなかった。
外来が終わったら急いでみぃの病室へ向かう。
そっとドアを開けると、点滴に繋がれ、アイスノンで冷やされて、苦しそうに呼吸をするみぃがいた。
「みぃ……」
まだ意識戻ってないか……
診察をする。
ピピ、ピピ、ピピ
体温も計る。
40.3
んー、下がんないなー
意識が戻るまでは心配だな……
他の症状も分からないし……
でも、40度越えてるから辛いだろうな……
ガラガラ
「あ、司さんお疲れ様です」
葵がやって来た。
「葵、お疲れー」
「みぃ、まだ意識戻らないですか?」
「んー、まだだね……熱も高いし、体が休息を必要としてるんだろうな」
俺の言葉を聞いて、葵はみぃの頭にそっと触れた。
「みぃ、頑張って」
起きてるときには決して言わない“頑張れ”。
本当は言いたいんだろうな……
「今は救急で診てもらってる」
「落ち着くまでは入院ですか?」
「その方がみんな安心だと思う」
「そうですね。入院セットまた持ってきますね」
「よろしくね」
「じゃぁ、お待ち頂いてる患者さん通しますね」
「よろしく」
それから外来の時間が終わるまで、樹からは連絡はなかった。
外来が終わったら急いでみぃの病室へ向かう。
そっとドアを開けると、点滴に繋がれ、アイスノンで冷やされて、苦しそうに呼吸をするみぃがいた。
「みぃ……」
まだ意識戻ってないか……
診察をする。
ピピ、ピピ、ピピ
体温も計る。
40.3
んー、下がんないなー
意識が戻るまでは心配だな……
他の症状も分からないし……
でも、40度越えてるから辛いだろうな……
ガラガラ
「あ、司さんお疲れ様です」
葵がやって来た。
「葵、お疲れー」
「みぃ、まだ意識戻らないですか?」
「んー、まだだね……熱も高いし、体が休息を必要としてるんだろうな」
俺の言葉を聞いて、葵はみぃの頭にそっと触れた。
「みぃ、頑張って」
起きてるときには決して言わない“頑張れ”。
本当は言いたいんだろうな……