俺たちの妹・3
暫くしてから俺もみぃの病室へ向かう。
コンコンコン
「はぁい」
葵の声が聞こえた。
「みぃ、おはよ。どうかな?」
俺の問いかけにベッドにもたれながら悲しそうな顔をしたみぃ。
「ん?どうした?」
「……点滴してもらったのにあまり良くならないって……」
葵が代弁してくれる。
俺に気を使ったのか……
「そうだったんだね。大丈夫だよ。みぃのペースで治していこうな」
俺の言葉を聞いて、安心したのか、グッと目を閉じて、ぐったりし始めた。
「みぃ?」
そう問いかけながら脈拍を計る。
速いな……
「みぃ、辛いな……解熱剤追加するからね……」
小さく頷いたみぃ。
水枕もアイスノンも常温に戻っている。
交換しないとだな……
「ん……ケホケホッ、ケホケホッ……」
「咳も出始めてきてますね……」
みぃの頭にそっと手を置く葵。
「インフルの薬も解熱剤も入れてるんだけどな……今日1日様子見て下がらない様なら、血液検査するよ。合併症の危険もあるから……」
みぃは、はぁ、はぁ……と浅く呼吸を繰り返している。
40度越える高熱が出てるから辛いのは当然だよな……
ナースコールで水枕とアイスノンを持ってきてもらうように伝える。
すぐに前園さんが持ってきてくれた。
「朝方に替えたんですけど、高熱なので、溶けるのが早いですね……気を付けます」
「この点滴で変わらないなら、HCUに移動しようか……ずっと側に居れないし病室だと心配だよな……」
コンコンコン
「はぁい」
葵の声が聞こえた。
「みぃ、おはよ。どうかな?」
俺の問いかけにベッドにもたれながら悲しそうな顔をしたみぃ。
「ん?どうした?」
「……点滴してもらったのにあまり良くならないって……」
葵が代弁してくれる。
俺に気を使ったのか……
「そうだったんだね。大丈夫だよ。みぃのペースで治していこうな」
俺の言葉を聞いて、安心したのか、グッと目を閉じて、ぐったりし始めた。
「みぃ?」
そう問いかけながら脈拍を計る。
速いな……
「みぃ、辛いな……解熱剤追加するからね……」
小さく頷いたみぃ。
水枕もアイスノンも常温に戻っている。
交換しないとだな……
「ん……ケホケホッ、ケホケホッ……」
「咳も出始めてきてますね……」
みぃの頭にそっと手を置く葵。
「インフルの薬も解熱剤も入れてるんだけどな……今日1日様子見て下がらない様なら、血液検査するよ。合併症の危険もあるから……」
みぃは、はぁ、はぁ……と浅く呼吸を繰り返している。
40度越える高熱が出てるから辛いのは当然だよな……
ナースコールで水枕とアイスノンを持ってきてもらうように伝える。
すぐに前園さんが持ってきてくれた。
「朝方に替えたんですけど、高熱なので、溶けるのが早いですね……気を付けます」
「この点滴で変わらないなら、HCUに移動しようか……ずっと側に居れないし病室だと心配だよな……」