俺たちの妹・3
美晴side…
「……あ、つい」
体の燃えているような暑さで、目が覚めた。
目が覚めた途端、襲ってくる全身の怠さと重さ……
怠すぎて体が思うように動かなくて、視線をさ迷わせる。
酸素マスクもついてるし、ここいつもの病室じゃない……
「水枕替えますね」
そっと頭を持ち上げて水枕を替えてくれた看護師さん。
「……っ、ふぅ」
「あれ?起きてる?城之内さん?」
看護師さんの呼びかけに、ゆっくり目を開ける。
「良かった……どこか辛いところはありませんか?」
「…………あつ、いです」
「熱が高いですからね。アイスノンも替えますね」
身体中を冷やされて、少し暑さは軽減された。
「みぃちゃん、目が覚めたって聞いたよ」
いっくんが傍に来てくれた。
「い、くん……」
「うん、インフルエンザだったよ。熱高くて辛いでしょ……解熱剤も入れてるんだけど、なかなか下がらないんだ……」
いっくんに辛い顔させちゃってる……
「ご、めん、ね……」
「っっ‼ みぃちゃんが謝ることじゃないよっ‼」
「……でも」
辛い顔させてるのは私だもん。
「樹、みぃ、起きた?」
あ、つーくんの声。
「あぁ……さっき目が覚めたよ」
「みぃ、樹から聞いたかな?インフルエンザだったよ。しんどいと思うけど一緒に頑張ろうな。熱が下がりきるまではHCUにいることにしたから。熱が下がったらいつもの病室に戻ろうな」
「うん」
つーくんのいつもと変わらない表情と、言葉がありがたい。
体の燃えているような暑さで、目が覚めた。
目が覚めた途端、襲ってくる全身の怠さと重さ……
怠すぎて体が思うように動かなくて、視線をさ迷わせる。
酸素マスクもついてるし、ここいつもの病室じゃない……
「水枕替えますね」
そっと頭を持ち上げて水枕を替えてくれた看護師さん。
「……っ、ふぅ」
「あれ?起きてる?城之内さん?」
看護師さんの呼びかけに、ゆっくり目を開ける。
「良かった……どこか辛いところはありませんか?」
「…………あつ、いです」
「熱が高いですからね。アイスノンも替えますね」
身体中を冷やされて、少し暑さは軽減された。
「みぃちゃん、目が覚めたって聞いたよ」
いっくんが傍に来てくれた。
「い、くん……」
「うん、インフルエンザだったよ。熱高くて辛いでしょ……解熱剤も入れてるんだけど、なかなか下がらないんだ……」
いっくんに辛い顔させちゃってる……
「ご、めん、ね……」
「っっ‼ みぃちゃんが謝ることじゃないよっ‼」
「……でも」
辛い顔させてるのは私だもん。
「樹、みぃ、起きた?」
あ、つーくんの声。
「あぁ……さっき目が覚めたよ」
「みぃ、樹から聞いたかな?インフルエンザだったよ。しんどいと思うけど一緒に頑張ろうな。熱が下がりきるまではHCUにいることにしたから。熱が下がったらいつもの病室に戻ろうな」
「うん」
つーくんのいつもと変わらない表情と、言葉がありがたい。