俺たちの妹・3
「ケホケホッ……」
「ちょっとその咳怪しいなー。喘息も気になるし……どこか痛いところある?」
「……から、だ」
「熱高いもんなー。熱が下がったら痛みも軽減されるんだけどな……胸とか喉とかはどう?」
「……へーき」
痛いけど、我慢できるもん。
「……んー、我慢できなくなったらちゃんと言うんだよ」
あ、つーくんには我慢してることバレてる……
「樹、みぃは痛いとかは限界まで言わないから、痛いと訴えてきたら、相当ヤバイってことだから」
「……わかった。みぃちゃん攻略するのはなかなか難しいな……」
いっくんは苦笑いだ。
「とりあえず熱下げよう。見てる俺らも辛いよ」
つーくんはそう言いながら頭を撫でてくれた。
それが安心出来て、フッと意識が落ちた。
『みぃちゃん……辛いはずなのに泣き言言わないんだな』
『あぁ、みぃは泣き言は殆ど言わないから、周りにいる俺らが汲み取ってあげないとなんだ。樹、大変だけど見捨てないでやってな』
『見捨てるなんてしないよ。大事な友達の妹だ。俺からすれば妹と一緒だよ』
つーくんといっくんの暖かい言葉を私は知らない。
結局この日に熱は下がらなくて……
知らないうちに血液検査されていた。
「ちょっとその咳怪しいなー。喘息も気になるし……どこか痛いところある?」
「……から、だ」
「熱高いもんなー。熱が下がったら痛みも軽減されるんだけどな……胸とか喉とかはどう?」
「……へーき」
痛いけど、我慢できるもん。
「……んー、我慢できなくなったらちゃんと言うんだよ」
あ、つーくんには我慢してることバレてる……
「樹、みぃは痛いとかは限界まで言わないから、痛いと訴えてきたら、相当ヤバイってことだから」
「……わかった。みぃちゃん攻略するのはなかなか難しいな……」
いっくんは苦笑いだ。
「とりあえず熱下げよう。見てる俺らも辛いよ」
つーくんはそう言いながら頭を撫でてくれた。
それが安心出来て、フッと意識が落ちた。
『みぃちゃん……辛いはずなのに泣き言言わないんだな』
『あぁ、みぃは泣き言は殆ど言わないから、周りにいる俺らが汲み取ってあげないとなんだ。樹、大変だけど見捨てないでやってな』
『見捨てるなんてしないよ。大事な友達の妹だ。俺からすれば妹と一緒だよ』
つーくんといっくんの暖かい言葉を私は知らない。
結局この日に熱は下がらなくて……
知らないうちに血液検査されていた。