俺たちの妹・3
「みぃ、入るね」
つーくんの声が聞こえて、カーテンの隙間からつーくんがやって来た。
「葵、連絡ありがとな」
「いえ、俺が丁度傍にいた時に目が覚めたので」
「そうだったんだね。みぃ、体はどう?」
「ケホケホ、からだ、おもい」
「痛いところは?」
「ここと、ここ」
指を指したのは頭と胸。
少し前から頭痛がしてきてて、咳をする度に胸も痛む。
「葵、結果出てないか樹に確認してきて」
「っはい‼」
葵はあっという間に出ていった。
「葵がしたと思うけど、俺も聴診もするね」
つーくんも真剣な顔だ……
私、良くないのかな……
体の暑さはなくなったけど、さっき葵はちゃんと下がってないっていって言ってた。
酸素マスクも点滴もついてるし、当分は入院だよね……
「みぃ、少し動けそう?」
「え?」
「胸のレントゲン撮りたいんだよね」
あのおもい服着るのかな……
「すぐに終わるから。動くの無理そうなら、そこまで運ぶし」
あ、撮ることは決定なんだね……
でも、動くのは正直辛い。
「……ちょっと、むり、かも……」
「分かった。じゃあ俺たちで移動させるね。少しだけ立ってて欲しいから、そこだけ頑張ろうな」
コクンと頷くと、優しく微笑んだつーくんが頭を撫でてくれた。
つーくんの声が聞こえて、カーテンの隙間からつーくんがやって来た。
「葵、連絡ありがとな」
「いえ、俺が丁度傍にいた時に目が覚めたので」
「そうだったんだね。みぃ、体はどう?」
「ケホケホ、からだ、おもい」
「痛いところは?」
「ここと、ここ」
指を指したのは頭と胸。
少し前から頭痛がしてきてて、咳をする度に胸も痛む。
「葵、結果出てないか樹に確認してきて」
「っはい‼」
葵はあっという間に出ていった。
「葵がしたと思うけど、俺も聴診もするね」
つーくんも真剣な顔だ……
私、良くないのかな……
体の暑さはなくなったけど、さっき葵はちゃんと下がってないっていって言ってた。
酸素マスクも点滴もついてるし、当分は入院だよね……
「みぃ、少し動けそう?」
「え?」
「胸のレントゲン撮りたいんだよね」
あのおもい服着るのかな……
「すぐに終わるから。動くの無理そうなら、そこまで運ぶし」
あ、撮ることは決定なんだね……
でも、動くのは正直辛い。
「……ちょっと、むり、かも……」
「分かった。じゃあ俺たちで移動させるね。少しだけ立ってて欲しいから、そこだけ頑張ろうな」
コクンと頷くと、優しく微笑んだつーくんが頭を撫でてくれた。