俺たちの妹・3
点滴を入れて熱が下がっても終われば再び高熱が出るので、解熱剤の点滴が手放せない状態だ。
「ゲホゲホ……はぁ、はぁ、あ、おい?」
「みぃ?どうした?俺はここにいるよ」
そう言って手をギュッと握ると安心したように微笑んだ。
「葵の存在がみぃちゃんの支えなんだな……」
樹さんから嬉しい言葉。
体調が悪いときには誰か傍にいて欲しいよな……
「免疫力が下がってたから、みぃちゃんには辛い思いさせちゃってるな……」
「咳から喘息が誘発されないか心配です……」
「……だな。HCUに居て正解かもな……。みぃちゃん自分からはナースコール押さなさそうだし」
樹さんのみぃの行動の読みが当たっていて思わず苦笑する。
「忙しいからって遠慮しちゃうみたいですよ」
「意味もなく呼ばれるのは大変だけど、必要な時は呼んで欲しいよな……」
「まぁ、みぃの性格なんで許してやってください」
「許すもなにも、みぃちゃんが辛くならないようにしてあげたいんだよ」
こんな世間話ができたのは、肺炎と診断されてからの初日だけで……
改善されないみぃの症状に、みんな頭を抱える事になった。
「ゲホゲホ……はぁ、はぁ、あ、おい?」
「みぃ?どうした?俺はここにいるよ」
そう言って手をギュッと握ると安心したように微笑んだ。
「葵の存在がみぃちゃんの支えなんだな……」
樹さんから嬉しい言葉。
体調が悪いときには誰か傍にいて欲しいよな……
「免疫力が下がってたから、みぃちゃんには辛い思いさせちゃってるな……」
「咳から喘息が誘発されないか心配です……」
「……だな。HCUに居て正解かもな……。みぃちゃん自分からはナースコール押さなさそうだし」
樹さんのみぃの行動の読みが当たっていて思わず苦笑する。
「忙しいからって遠慮しちゃうみたいですよ」
「意味もなく呼ばれるのは大変だけど、必要な時は呼んで欲しいよな……」
「まぁ、みぃの性格なんで許してやってください」
「許すもなにも、みぃちゃんが辛くならないようにしてあげたいんだよ」
こんな世間話ができたのは、肺炎と診断されてからの初日だけで……
改善されないみぃの症状に、みんな頭を抱える事になった。