俺たちの妹・3
『他に辛いところはある?』
自分から伝えてほしくて、いつも最後に聞いていること。
『………ううん、へーき』
やっぱり無理かー………
『………そっか今より辛くなったりしたら教えてね』
みぃは小さく頷いた。
『熱が高いから、解熱剤の点滴するね』
目眩を抑える点滴も入れておこう。
俺の思惑が伝わったのか、彼方が頷いている。
ほんと、みぃのこと溺愛してるよなー。
『点滴室まで移動できる?』
『おっと』
みぃは、頷きながら体を起こそうとしたけれど、ベッドに舞い戻りそうになった所を支えた彼方は、そっと姫抱きにして抱き上げた。
『かなにぃ………ごめんね………』
彼方の腕に抱かれたみぃから紡がれた言葉。
『今無理するときじゃないからね』
『………うん』
彼方は微笑みながら、みぃを点滴室へ運んだ。
点滴室のベッドに寝かされたみぃは、ぐったりしている。
早く薬を入れてあげたい。
『準備するから、少し待っててね』
そう声を掛けてから、準備を始めた。
『みぃ、眠れるなら眠っていいよ』
彼方の優しい言葉が聞こえる。
『………ん』
自分から伝えてほしくて、いつも最後に聞いていること。
『………ううん、へーき』
やっぱり無理かー………
『………そっか今より辛くなったりしたら教えてね』
みぃは小さく頷いた。
『熱が高いから、解熱剤の点滴するね』
目眩を抑える点滴も入れておこう。
俺の思惑が伝わったのか、彼方が頷いている。
ほんと、みぃのこと溺愛してるよなー。
『点滴室まで移動できる?』
『おっと』
みぃは、頷きながら体を起こそうとしたけれど、ベッドに舞い戻りそうになった所を支えた彼方は、そっと姫抱きにして抱き上げた。
『かなにぃ………ごめんね………』
彼方の腕に抱かれたみぃから紡がれた言葉。
『今無理するときじゃないからね』
『………うん』
彼方は微笑みながら、みぃを点滴室へ運んだ。
点滴室のベッドに寝かされたみぃは、ぐったりしている。
早く薬を入れてあげたい。
『準備するから、少し待っててね』
そう声を掛けてから、準備を始めた。
『みぃ、眠れるなら眠っていいよ』
彼方の優しい言葉が聞こえる。
『………ん』