俺たちの妹・3
『みぃ、忘れ物ない?』
『うん、大丈夫。それにもし忘れてても、かな兄かひな兄が届けてくれるでしょ?』
『はは、それもそうだな。じゃ、俺は先に荷物運んでおくね』
そう言い、先に病室を出た彼方。
『みぃ、退院おめでとう。治療を頑張ったからこそだよ』
『つーくん、お世話になりました。今回は迷惑掛けちゃってごめんね』
『迷惑ではないけど、ビックリしたかなー。それに、みぃが自分の体調を教えてくれないから、俺も治療方針決めるのに手こずったからね………』
『………ごめんなさい』
『謝ってほしい訳じゃないけどさ、体調を隠さず教えてくれていたら、今回の入院も長引かなかったかも知れない』
『………ほんと?』
『そりゃぁ、患者さんから体調を教えてくれた方が、治療も進めやすいからね』
『私、これから正直に言う‼ だから、つーくん早く治して‼』
みぃの必死さに思わず笑みがこぼれる。
『それじゃぁ、これから診察でも大丈夫やへーきで済まさないって約束出来る?』
『出来るっ‼ そうするっ‼』
『俺も、みぃの気持ちに寄り添うように努力するから。お互いに、いい関係を築こうな』
『うんっ‼ 改めて、つーくんこれからもよろしくね』
『こちらこそよろしく』
そう言いながら病室で握手を交わした俺とみぃ。
この事は、俺とみぃだけの秘密だ。
この時のことがきっかけで、きちんと自分の体調を伝えてくれるようになったんだ。
『うん、大丈夫。それにもし忘れてても、かな兄かひな兄が届けてくれるでしょ?』
『はは、それもそうだな。じゃ、俺は先に荷物運んでおくね』
そう言い、先に病室を出た彼方。
『みぃ、退院おめでとう。治療を頑張ったからこそだよ』
『つーくん、お世話になりました。今回は迷惑掛けちゃってごめんね』
『迷惑ではないけど、ビックリしたかなー。それに、みぃが自分の体調を教えてくれないから、俺も治療方針決めるのに手こずったからね………』
『………ごめんなさい』
『謝ってほしい訳じゃないけどさ、体調を隠さず教えてくれていたら、今回の入院も長引かなかったかも知れない』
『………ほんと?』
『そりゃぁ、患者さんから体調を教えてくれた方が、治療も進めやすいからね』
『私、これから正直に言う‼ だから、つーくん早く治して‼』
みぃの必死さに思わず笑みがこぼれる。
『それじゃぁ、これから診察でも大丈夫やへーきで済まさないって約束出来る?』
『出来るっ‼ そうするっ‼』
『俺も、みぃの気持ちに寄り添うように努力するから。お互いに、いい関係を築こうな』
『うんっ‼ 改めて、つーくんこれからもよろしくね』
『こちらこそよろしく』
そう言いながら病室で握手を交わした俺とみぃ。
この事は、俺とみぃだけの秘密だ。
この時のことがきっかけで、きちんと自分の体調を伝えてくれるようになったんだ。