俺たちの妹・3
「ほらほら、泣かないの」
そう言ってハンカチを渡してくれた桜。
「さ、くら………ど、して?お仕事は?」
「大事な親友の退院だもの。お祝いしたいじゃない。お休みもらっちゃった」
桜のあっけらかんとした態度に目を見開いたみぃ。
「桜らしいよな」
そう言って桜の肩を抱いたのは司さん。
「そう言う司だってそうでしょ?」
「ま、そうだな。大事な彼女の親友の退院祝いだもんな」
「それに、元気なみぃと色々話したかったしね」
そう言った桜の言葉には、色々含まれている気がした。
ちらりと司さんを見ると嬉しそうな顔だった。
「取り敢えずみぃ、コートと荷物置いておいで」
俺がそう言うとにっこり笑って頷いた。
みぃが戻って来たところで、退院祝いが始まった。
いつも通り、かな兄とひな兄の料理は美味しくて、みんなの箸は止まらなかった。
「みぃー。たいいんおめでとう」
と新の声が響く。
「あっくん、ありがとう。今日はパパとお出掛けで楽しい?」
そう、この場所に彩さんがいない。
「うん、パパとおでかけたのしいよー。みぃにもあえたしね」
「そか、私もあっくんに会えて嬉しい。元気にしてた?」
「うん、ぼくはげんきだよ。でもね、ママはしんどいんだって」
「え?そうなの?」
「うん。でもきょうはね、みぃにあいたいってママいってたんだけど、パパがだめだっていったの」
そう言ってハンカチを渡してくれた桜。
「さ、くら………ど、して?お仕事は?」
「大事な親友の退院だもの。お祝いしたいじゃない。お休みもらっちゃった」
桜のあっけらかんとした態度に目を見開いたみぃ。
「桜らしいよな」
そう言って桜の肩を抱いたのは司さん。
「そう言う司だってそうでしょ?」
「ま、そうだな。大事な彼女の親友の退院祝いだもんな」
「それに、元気なみぃと色々話したかったしね」
そう言った桜の言葉には、色々含まれている気がした。
ちらりと司さんを見ると嬉しそうな顔だった。
「取り敢えずみぃ、コートと荷物置いておいで」
俺がそう言うとにっこり笑って頷いた。
みぃが戻って来たところで、退院祝いが始まった。
いつも通り、かな兄とひな兄の料理は美味しくて、みんなの箸は止まらなかった。
「みぃー。たいいんおめでとう」
と新の声が響く。
「あっくん、ありがとう。今日はパパとお出掛けで楽しい?」
そう、この場所に彩さんがいない。
「うん、パパとおでかけたのしいよー。みぃにもあえたしね」
「そか、私もあっくんに会えて嬉しい。元気にしてた?」
「うん、ぼくはげんきだよ。でもね、ママはしんどいんだって」
「え?そうなの?」
「うん。でもきょうはね、みぃにあいたいってママいってたんだけど、パパがだめだっていったの」