俺たちの妹・3

司side …

みぃの退院祝いをすると日向から聞いて、桜と一緒に参加することにした。

今日は夕方で終わりだったから、丁度いい。

最近、桜と今後の事を話す機会が増えている。

桜は今はこのままの関係で満足してるみたいだけど、俺はそろそろ次の段階に踏み込みたいと思っている。

桜も社会人として働きだして、充実してるのは分かってる。
 
でも夫婦になっても、仕事は続けられる訳で………

だからこそ次の段階に踏み込みたいなと思い始めている。


みぃが桜と前園さんを連れて部屋へ行った。

男4人でそれを見送る。

「ごめん、多分桜が二人に相談したかったんだと思う」

俺の言葉に二人の視線は俺に集まった。


「実はさ、少し前から桜とこれからの事、考えてて」

「司と桜もついに結婚か?」

彼方の言葉に頷く。

「だけど、俺と桜のタイミングと考えが合わなくて………ちょっと停滞中なんだよね。多分その事についての相談だと思う」

「二人は年の差ありますもんね。俺と由奈は同い年だからか、結婚については、お互いいい年ですし、あまり抵抗はなかったのかも知れません」

「だよなー。年の差のギャップってこういうところで現れるんだなって改めて実感したよ」
< 307 / 429 >

この作品をシェア

pagetop