俺たちの妹・3
「母さん、一度彩の事見てくるから、新の事よろしく」
「分かったわ。もし。大変そうなら、あっくんお泊まりでも大丈夫だから」
「助かる。じゃぁ、少しの間抜けますが、楽しんでください」
親戚への挨拶も忘れずに。
「彩さんによろしくな」
「赤ちゃん楽しみにしてるって伝えてね」
等色々温かい言葉を頂いた。
「ありがとうございます」
徒歩5分の距離を早足で歩く
途中にあるコンビニに寄り、必要な物を考えながら買って、再び家路を急ぐ。
そっと鍵を開けて、部屋に入る。
寝室を覗くとベットに丸まっている彩を見つけた。
「彩…ただいま。どう?」
「おかえりなさい」
彩はゆっくりとこちらへ寝返りを打った。
「横になってる方が楽?」
「今はこの態勢が楽なの」
「ゼリー買ってきたけど、食べれそう?」
「あれがいい」
彩が言うものは、はちみつレモンを凍らせた氷。
前回の悪阻の時も唯一食べられた物。
この寒い時期でも、彩の体が受け付けてくれる物は限られてるから、欲しいものを、食べれればいいと思う。
「用意するから待ってて」
冷凍庫からコップに数個入れて、寝室へ戻る。
「彩、口開けて」
俺の言葉に小さく口を開ける彩。
そこに氷を入れると、コロコロと口の中で氷を転がす彩。
今は安心して食べられるものの一つだ。
「色々させちやって、ごめんね」
「そんな事言わない。彩は大事な命を守って育ててくれてるんだから。俺が出来ることはしたいんだ」
「ありがとう。元気な赤ちゃん産むからね」
そう言った彩は頼もしい母親の顔だった。
「分かったわ。もし。大変そうなら、あっくんお泊まりでも大丈夫だから」
「助かる。じゃぁ、少しの間抜けますが、楽しんでください」
親戚への挨拶も忘れずに。
「彩さんによろしくな」
「赤ちゃん楽しみにしてるって伝えてね」
等色々温かい言葉を頂いた。
「ありがとうございます」
徒歩5分の距離を早足で歩く
途中にあるコンビニに寄り、必要な物を考えながら買って、再び家路を急ぐ。
そっと鍵を開けて、部屋に入る。
寝室を覗くとベットに丸まっている彩を見つけた。
「彩…ただいま。どう?」
「おかえりなさい」
彩はゆっくりとこちらへ寝返りを打った。
「横になってる方が楽?」
「今はこの態勢が楽なの」
「ゼリー買ってきたけど、食べれそう?」
「あれがいい」
彩が言うものは、はちみつレモンを凍らせた氷。
前回の悪阻の時も唯一食べられた物。
この寒い時期でも、彩の体が受け付けてくれる物は限られてるから、欲しいものを、食べれればいいと思う。
「用意するから待ってて」
冷凍庫からコップに数個入れて、寝室へ戻る。
「彩、口開けて」
俺の言葉に小さく口を開ける彩。
そこに氷を入れると、コロコロと口の中で氷を転がす彩。
今は安心して食べられるものの一つだ。
「色々させちやって、ごめんね」
「そんな事言わない。彩は大事な命を守って育ててくれてるんだから。俺が出来ることはしたいんだ」
「ありがとう。元気な赤ちゃん産むからね」
そう言った彩は頼もしい母親の顔だった。