俺たちの妹・3
司さんの診察室に着く。
午前の診察時間終了間際な為、患者さんは殆どいない。
コンコンコン
「はい」
「葵です」
「入ってきて」
「失礼します」
そう言ってみぃの手をとって診察室に入った。
「みぃ、ここ座ってね」
少し戸惑うみぃに優しく声を掛けた司さん。
それに促されるように、ストンと椅子に座ったみぃ。
「葵から大体は聞いてるよ。体調おかしいと思って、自分で言えたんでしょ?凄いじゃん。で、吸入したけど、元には戻らなかったんだね」
司さんの言葉にコクンと、頷いたみぃ。
「分かった。先に診察するね」
そう言いながら聴診器を準備している間に、みぃの服をそっと捲くってくれたのは由奈さんが休みの時にいつも入ってくれている野上さん。
「ちゃんと自分から病院に来れて偉いね」
野上さんはみぃがホッとする言葉をくれた。
少し前に定期検診は終わってたので、その結果と今の状態を比べている司さん。
「前の検診の時には、悪い数値はなかったんだよ。でも今の胸の音は喘鳴が聞こえるよ」
「発作の前兆ですか?」
俺は思わず聞いてしまった。
「そうかも知れないし、季節の変わり目もあるだろうし。原因の特定はすぐには難しいかな……」
「つーくん……」
「うん、参加出来るように調整はするよ。だから無理はしない事。」
「はい」
素直に頷くみぃ。
「じゃぁ、今の状態を落ち着かせる為にまずは点滴しようか。みぃ、立てる?」
「大丈夫」
そう言ってゆっくり立ち上がったみぃ。
ふらつきは今のところ見られない。
「大丈夫そうだね。じゃぁ点滴室まで行こうか」
そう言って点滴室まで向かった。
午前の診察時間終了間際な為、患者さんは殆どいない。
コンコンコン
「はい」
「葵です」
「入ってきて」
「失礼します」
そう言ってみぃの手をとって診察室に入った。
「みぃ、ここ座ってね」
少し戸惑うみぃに優しく声を掛けた司さん。
それに促されるように、ストンと椅子に座ったみぃ。
「葵から大体は聞いてるよ。体調おかしいと思って、自分で言えたんでしょ?凄いじゃん。で、吸入したけど、元には戻らなかったんだね」
司さんの言葉にコクンと、頷いたみぃ。
「分かった。先に診察するね」
そう言いながら聴診器を準備している間に、みぃの服をそっと捲くってくれたのは由奈さんが休みの時にいつも入ってくれている野上さん。
「ちゃんと自分から病院に来れて偉いね」
野上さんはみぃがホッとする言葉をくれた。
少し前に定期検診は終わってたので、その結果と今の状態を比べている司さん。
「前の検診の時には、悪い数値はなかったんだよ。でも今の胸の音は喘鳴が聞こえるよ」
「発作の前兆ですか?」
俺は思わず聞いてしまった。
「そうかも知れないし、季節の変わり目もあるだろうし。原因の特定はすぐには難しいかな……」
「つーくん……」
「うん、参加出来るように調整はするよ。だから無理はしない事。」
「はい」
素直に頷くみぃ。
「じゃぁ、今の状態を落ち着かせる為にまずは点滴しようか。みぃ、立てる?」
「大丈夫」
そう言ってゆっくり立ち上がったみぃ。
ふらつきは今のところ見られない。
「大丈夫そうだね。じゃぁ点滴室まで行こうか」
そう言って点滴室まで向かった。