俺たちの妹・3
「私の時は……いつだろうね」
そもそも結婚できるかも、わからない。
「もう、すぐそうやって後ろ向きになるんだから」
ママは私の肩を撫でてくれた。
「今日はおめでたい日だから、後ろ向きは駄目だね」
ニッコリ笑ってみせると、ママもニッコリ笑ってくれた。
「じゃ、パパと葵くんの元に戻りましょう」
そう言って、ゆっくり歩き出した。
「うん。あ、浅野さん色々ありがとうございました」
綺麗にしてくれた浅野さんにお礼を言う。
「いえ、楽しんできてくださいね」
「はい」
美容室を後にした。
親族控室の扉を開ける。
「おかえり、みぃ。可愛くして貰ったみたいだね」
「うん、沢山ドレスがあって迷っちゃった」
「そうかそうか。でも選べる方がいいだろ?」
「ふふ。そうだね。ありがとう」
パパと二人で笑い合う。
何だか視線を感じる……
その方向を見てみると葵がグレーのスリーピーススーツを着ていた。
「あ、葵。葵もいつもと違って格好いいね」
「っ!!み、みぃもとっても可愛いよ」
何だかぎこちない葵。
「ふふ。葵くん、みぃに見惚れちゃったんでしょー。おめかししたら女の子は変身しちゃうもんね」
「ちょっ…美緒さんっ!!」
何だか葵が焦ってる。
「ドレスが素敵だもんね。私もひと目見て気に入っちゃった」
そう言うと私に近づいてきた葵はホッとした様に私を抱きしめた。
「はぁ。いつものみぃだ」
「え?」
聞き返すと、私の肩に手を置いて、
「ドレスを着て凄く大人っぽくなっても、みぃはみぃだなって。今日は俺から離れちゃ駄目だからね。他の男の人がみぃを狙いに来るから」
「大丈夫。誰も私なんて相手にしないよ」
そもそも結婚できるかも、わからない。
「もう、すぐそうやって後ろ向きになるんだから」
ママは私の肩を撫でてくれた。
「今日はおめでたい日だから、後ろ向きは駄目だね」
ニッコリ笑ってみせると、ママもニッコリ笑ってくれた。
「じゃ、パパと葵くんの元に戻りましょう」
そう言って、ゆっくり歩き出した。
「うん。あ、浅野さん色々ありがとうございました」
綺麗にしてくれた浅野さんにお礼を言う。
「いえ、楽しんできてくださいね」
「はい」
美容室を後にした。
親族控室の扉を開ける。
「おかえり、みぃ。可愛くして貰ったみたいだね」
「うん、沢山ドレスがあって迷っちゃった」
「そうかそうか。でも選べる方がいいだろ?」
「ふふ。そうだね。ありがとう」
パパと二人で笑い合う。
何だか視線を感じる……
その方向を見てみると葵がグレーのスリーピーススーツを着ていた。
「あ、葵。葵もいつもと違って格好いいね」
「っ!!み、みぃもとっても可愛いよ」
何だかぎこちない葵。
「ふふ。葵くん、みぃに見惚れちゃったんでしょー。おめかししたら女の子は変身しちゃうもんね」
「ちょっ…美緒さんっ!!」
何だか葵が焦ってる。
「ドレスが素敵だもんね。私もひと目見て気に入っちゃった」
そう言うと私に近づいてきた葵はホッとした様に私を抱きしめた。
「はぁ。いつものみぃだ」
「え?」
聞き返すと、私の肩に手を置いて、
「ドレスを着て凄く大人っぽくなっても、みぃはみぃだなって。今日は俺から離れちゃ駄目だからね。他の男の人がみぃを狙いに来るから」
「大丈夫。誰も私なんて相手にしないよ」