俺たちの妹・3
診察の準備を進めていくうちに頭が冷静になってくる。
「あ、かな兄。彩さんと新は?」
かな兄と一緒にいた二人の存在を思い出した。
「大丈夫、母さん達と一緒に先に帰ったから」
「急に連絡したからだよね。ごめん」
「何言ってるんだよ。頼ってくれて俺は嬉しかったよ」
かな兄一家はやっぱり優しい。
「さて、診察準備出来たかな?」
「はい」
「じゃ、早く診断してあげよう。みぃが辛いだけだし」
「はい。みぃ、診察始めるね」
そう声をかけてからシャツワンピースのボタンを外す。
聴診器を温めてから、慎重に音を聞く。
朝は特に音が悪いとかはなかったけど……
今は少し喘鳴が聞こえる……
「顔を触るよ」
そう声を掛けて、首元のリンパを触ってから、下瞼を下ろすと真っ白だった。
貧血も出て来てる。
「うーん…朝は大丈夫だったんだよな?」
かな兄に聞かれて頷く。
朝も同じ診察をしたけど、気になるところはなかった。
「葵、俺でも同じ判断すると思う。だから気にするな。みぃも式の間は、楽しそうだったし。ちゃんと出席出来て最後まで居れて嬉しかったと思うよ」
でも……終わってから体調崩しちゃうのはみぃが辛いだけだよ。
「ここじゃ出来る事限られてるし、とりあえず病院行こうか」
「うん」
俺達は、病院に向かった。
「あ、かな兄。彩さんと新は?」
かな兄と一緒にいた二人の存在を思い出した。
「大丈夫、母さん達と一緒に先に帰ったから」
「急に連絡したからだよね。ごめん」
「何言ってるんだよ。頼ってくれて俺は嬉しかったよ」
かな兄一家はやっぱり優しい。
「さて、診察準備出来たかな?」
「はい」
「じゃ、早く診断してあげよう。みぃが辛いだけだし」
「はい。みぃ、診察始めるね」
そう声をかけてからシャツワンピースのボタンを外す。
聴診器を温めてから、慎重に音を聞く。
朝は特に音が悪いとかはなかったけど……
今は少し喘鳴が聞こえる……
「顔を触るよ」
そう声を掛けて、首元のリンパを触ってから、下瞼を下ろすと真っ白だった。
貧血も出て来てる。
「うーん…朝は大丈夫だったんだよな?」
かな兄に聞かれて頷く。
朝も同じ診察をしたけど、気になるところはなかった。
「葵、俺でも同じ判断すると思う。だから気にするな。みぃも式の間は、楽しそうだったし。ちゃんと出席出来て最後まで居れて嬉しかったと思うよ」
でも……終わってから体調崩しちゃうのはみぃが辛いだけだよ。
「ここじゃ出来る事限られてるし、とりあえず病院行こうか」
「うん」
俺達は、病院に向かった。