俺たちの妹・3
「谷口先生、流石ですね」
「え?」
「山内先生からの言葉だけで色々汲み取っちゃって凄いです」
野上さんが葵を褒める。
「え、いや、そんな事ないですよ。まだまだです」
葵は謙遜している。
「葵は昔から大人の中でみぃと接して来てたから、特に気持ちや考えを読み取るのはみぃと一緒ぐらい長けてるよ」
「司さんまで…そんな褒めないで下さい」
そう言いながらほっぺたをポリポリ掻いている。
葵照れてるな。
「まぁ、葵の努力もあるけどなー」
そう言いながら、葵の頭を撫でて髪をグシャグシャにしてやった。
「わーっ‼司さん止めてくださーぃ」
葵は俺から距離を取った。
「ハハ。今回葵がみぃの事良く見てくれていたお陰で入院免れたし、良かったよ。ありがとな」
「いえ。俺も気づけて良かったです。後はみぃが家で休んでくれていると良いんですけどね」
これが一番難関だったりする。
葵は良く分かってる。
「家には葵がいるし、1週間後に検診だから、無理は出来ないと思うんだけどね」
「そうですね。だけど今日、家に帰るまで正直心配です」
葵の本音がチラリ。
「何かあれば、1週間経たなくても連れてきてくれていいから」
「ありがとうございます。そうならない様にしたいですけどね」
葵の苦笑いが心境を物語っていた。
この日は、帰宅後の葵から連絡がなかったので、みぃはきちんと約束を守ってくれていた様で安心した。
「え?」
「山内先生からの言葉だけで色々汲み取っちゃって凄いです」
野上さんが葵を褒める。
「え、いや、そんな事ないですよ。まだまだです」
葵は謙遜している。
「葵は昔から大人の中でみぃと接して来てたから、特に気持ちや考えを読み取るのはみぃと一緒ぐらい長けてるよ」
「司さんまで…そんな褒めないで下さい」
そう言いながらほっぺたをポリポリ掻いている。
葵照れてるな。
「まぁ、葵の努力もあるけどなー」
そう言いながら、葵の頭を撫でて髪をグシャグシャにしてやった。
「わーっ‼司さん止めてくださーぃ」
葵は俺から距離を取った。
「ハハ。今回葵がみぃの事良く見てくれていたお陰で入院免れたし、良かったよ。ありがとな」
「いえ。俺も気づけて良かったです。後はみぃが家で休んでくれていると良いんですけどね」
これが一番難関だったりする。
葵は良く分かってる。
「家には葵がいるし、1週間後に検診だから、無理は出来ないと思うんだけどね」
「そうですね。だけど今日、家に帰るまで正直心配です」
葵の本音がチラリ。
「何かあれば、1週間経たなくても連れてきてくれていいから」
「ありがとうございます。そうならない様にしたいですけどね」
葵の苦笑いが心境を物語っていた。
この日は、帰宅後の葵から連絡がなかったので、みぃはきちんと約束を守ってくれていた様で安心した。