俺たちの妹・3
美晴の部屋から咳き込みがきこえて、葵と向かうと、ベッドに蹲って咳き込みを耐えている美晴がいた。
俺はすぐ様発作止めの点滴の用意をする為に部屋を出た。
部屋へ戻ると、咳き込みは収まっていたものの、ぐったりしながらベッドにもたれている美晴のそばで、葵が支えていた。
呼吸がしやすい様に支えてくれていたんだな……
「みぃ、また発作起こると苦しくなるから、発作止め打っておくね」
俺は、そう声を掛けながら、点滴の針を美晴の腕に刺した。
「ひな兄、ありがと」
美晴は、目で苦笑していた。
「眩暈もあるって」
葵が、俺に言うと……
「まだ少しだから、へーきだよ」
「「………………」」
俺と葵は、思わず黙り込んでしまった。
「みぃ、眩暈辛くない?吐き気は?」
「まだ大丈夫」
葵が聞いてくれているから、きっと本当の事だろう。
俺はそっと美晴のおでこに手を当てた。
「ん……はぁ……」
美晴がため息を吐いた。
「みぃ?」
「ひな兄の手……気持ちよくて」
「そっか……葵、体温もう一回計って」
俺の渋い声に葵は、すぐ様体温計をはさんだ。
俺はすぐ様発作止めの点滴の用意をする為に部屋を出た。
部屋へ戻ると、咳き込みは収まっていたものの、ぐったりしながらベッドにもたれている美晴のそばで、葵が支えていた。
呼吸がしやすい様に支えてくれていたんだな……
「みぃ、また発作起こると苦しくなるから、発作止め打っておくね」
俺は、そう声を掛けながら、点滴の針を美晴の腕に刺した。
「ひな兄、ありがと」
美晴は、目で苦笑していた。
「眩暈もあるって」
葵が、俺に言うと……
「まだ少しだから、へーきだよ」
「「………………」」
俺と葵は、思わず黙り込んでしまった。
「みぃ、眩暈辛くない?吐き気は?」
「まだ大丈夫」
葵が聞いてくれているから、きっと本当の事だろう。
俺はそっと美晴のおでこに手を当てた。
「ん……はぁ……」
美晴がため息を吐いた。
「みぃ?」
「ひな兄の手……気持ちよくて」
「そっか……葵、体温もう一回計って」
俺の渋い声に葵は、すぐ様体温計をはさんだ。