俺たちの妹・3
美晴の呼吸が少しずつ荒くなってきいる気がする。
ピピ、ピピ、ピピ、ピピ
「38.3℃……上がったね……みぃ、寒い?」
葵の問いかけに小さく頷いた美晴。
「俺、湯たんぽ用意してくる」
葵は、美晴の部屋を一度出た。
美晴、ちゃんとマスク付けて行ってたのにな〜
長引かないといいけど……
俺は妹の事も甥っ子の事も可愛くて仕方ないから、どっちもの喜ぶ顔が見たいし、苦しむ顔は見たくない。
だけど美晴はすぐに無理をするから……
必然的に美晴が辛い思いをする事が多いんだけど……
新は美晴にとっても可愛い甥っ子だもんな。
喜ぶ顔が見たい気持ちも分かるよ……
でも、無理しちゃダメなんだよ。
そんな事、頑張ってる美晴には言えないんどけどね。
「みぃ、持ってきたよ。温めようか」
葵が、部屋に戻ってきて、手にしていた物は、湯たんぽと毛布。
葵の中でまだ上がる事を予想したんだろう。
俺も同じ診断だから何も言わない。
葵は、テキパキと美晴を温める準備を始めた。
ピピ、ピピ、ピピ、ピピ
「38.3℃……上がったね……みぃ、寒い?」
葵の問いかけに小さく頷いた美晴。
「俺、湯たんぽ用意してくる」
葵は、美晴の部屋を一度出た。
美晴、ちゃんとマスク付けて行ってたのにな〜
長引かないといいけど……
俺は妹の事も甥っ子の事も可愛くて仕方ないから、どっちもの喜ぶ顔が見たいし、苦しむ顔は見たくない。
だけど美晴はすぐに無理をするから……
必然的に美晴が辛い思いをする事が多いんだけど……
新は美晴にとっても可愛い甥っ子だもんな。
喜ぶ顔が見たい気持ちも分かるよ……
でも、無理しちゃダメなんだよ。
そんな事、頑張ってる美晴には言えないんどけどね。
「みぃ、持ってきたよ。温めようか」
葵が、部屋に戻ってきて、手にしていた物は、湯たんぽと毛布。
葵の中でまだ上がる事を予想したんだろう。
俺も同じ診断だから何も言わない。
葵は、テキパキと美晴を温める準備を始めた。