俺たちの妹・3
朝になり、葵は起きてきた。
「ひな兄、みぃは……」
「下がってない。病院連れて行くか……」
「そうだね……みぃには苦しんで欲しくないな……」
「多分お出かけの疲れからきてるのもあるから、そんなに長引かないとは思うけどね……」
葵は、仕事へ行く準備を始めて、俺は美晴を病院へ連れて行く準備を始めた。
「みぃ。熱あんまり下がってないから、病院行こうか……」
俺の声に薄っすら目を開けた美晴。
「ひな、にぃ……」
「ん?どこが辛い?」
「暑くて……眩暈あるの……」
「苦しくは?」
「少しだけ……でも、大丈夫」
「分かった。今から病院行って、司さんに診てもらおう」
「にゅ、いん?」
「それは司さんが決めることだから……でも、しない方向で考えてくれると思うよ」
美晴は小さく頷いた。
「みぃ、行こうか。首に掴まって?」
準備が整った葵が、美晴に声をかけて抱き上げた。
美晴は素直に葵の首に手を伸ばして、抱き上げられると、胸に顔を埋めた。
「ひな兄、運転お願いしていい?」
「もちろん」
俺たちは、車で病院へ向かった。
「ひな兄、みぃは……」
「下がってない。病院連れて行くか……」
「そうだね……みぃには苦しんで欲しくないな……」
「多分お出かけの疲れからきてるのもあるから、そんなに長引かないとは思うけどね……」
葵は、仕事へ行く準備を始めて、俺は美晴を病院へ連れて行く準備を始めた。
「みぃ。熱あんまり下がってないから、病院行こうか……」
俺の声に薄っすら目を開けた美晴。
「ひな、にぃ……」
「ん?どこが辛い?」
「暑くて……眩暈あるの……」
「苦しくは?」
「少しだけ……でも、大丈夫」
「分かった。今から病院行って、司さんに診てもらおう」
「にゅ、いん?」
「それは司さんが決めることだから……でも、しない方向で考えてくれると思うよ」
美晴は小さく頷いた。
「みぃ、行こうか。首に掴まって?」
準備が整った葵が、美晴に声をかけて抱き上げた。
美晴は素直に葵の首に手を伸ばして、抱き上げられると、胸に顔を埋めた。
「ひな兄、運転お願いしていい?」
「もちろん」
俺たちは、車で病院へ向かった。