俺たちの妹・3
今回の原因は分かりかきっている……
俺の判断ミスだ……
主治医としてお出かけの場所選びは、慎重にしなきゃいけなかったんだ。
小さい頃は避けていたらしい、動物園。
みぃも大人になってるし、何よりみぃが新の喜ぶ顔を見たいとお願いしてきたんだ。
でも、俺はそれに流されちゃダメだったんだ……
それによって誘発された、発作と発熱……
それなのにみぃは、ありがとうと伝えてきた。
辛い思いをしているのに……
とにかく今は、みぃの体調を戻すことが最優先だ。
呼吸が荒く、熱が高い事が伺えるみぃ。
辛いだろうに、文句の一つも言わないから、見てるこっちがが辛くなるんだ。
午前診が終わった頃
コンコンコン
「失礼します」
診察室に入ってきたのは、前園さんだった。
「日向先生の様子、少し見てきたのですが、ぐっすり眠っていらしたので、寝不足だったんじゃないかと思います。みぃちゃんの熱も高かったですし、きっと看病されていたんでしょうね」
「そっか……わざわざありがとう」
「あ、いえ……私も心配でしたから……」
そう呟いた前園さんは、ほんのり赤くなった。
「ふふ、前園さん。分かりやすいね」
「……へ?…え?ば、バレました?」
「今ので分かっちゃったよ」
俺の言葉を聞いたら前園さんは、カーっと顔を赤く染めた。
俺の判断ミスだ……
主治医としてお出かけの場所選びは、慎重にしなきゃいけなかったんだ。
小さい頃は避けていたらしい、動物園。
みぃも大人になってるし、何よりみぃが新の喜ぶ顔を見たいとお願いしてきたんだ。
でも、俺はそれに流されちゃダメだったんだ……
それによって誘発された、発作と発熱……
それなのにみぃは、ありがとうと伝えてきた。
辛い思いをしているのに……
とにかく今は、みぃの体調を戻すことが最優先だ。
呼吸が荒く、熱が高い事が伺えるみぃ。
辛いだろうに、文句の一つも言わないから、見てるこっちがが辛くなるんだ。
午前診が終わった頃
コンコンコン
「失礼します」
診察室に入ってきたのは、前園さんだった。
「日向先生の様子、少し見てきたのですが、ぐっすり眠っていらしたので、寝不足だったんじゃないかと思います。みぃちゃんの熱も高かったですし、きっと看病されていたんでしょうね」
「そっか……わざわざありがとう」
「あ、いえ……私も心配でしたから……」
そう呟いた前園さんは、ほんのり赤くなった。
「ふふ、前園さん。分かりやすいね」
「……へ?…え?ば、バレました?」
「今ので分かっちゃったよ」
俺の言葉を聞いたら前園さんは、カーっと顔を赤く染めた。