俺たちの妹・3
気付いた気持ち
日向side…
お出かけから、体調を崩した美晴が退院した次の日。
俺と葵はいつも通り病院へ向かった。
病み上がりの美晴を残しての仕事は気がひけるけど、簡単に休めないし、美晴には無理をしない事を約束させた。
「ひな兄、みぃ大人しくしてるかな」
葵も心配らしい……
「約束したから、無理はしないと思うよ」
「そうだね。今回は発作も頻発しないで良かった。発作だけで疲れちゃうもんね」
「そうだな。美晴は体力ないから、あまり無理はして欲しくないしな」
二人で美晴の事を話しながら病院へ向かった。
葵とは入り口で別れて、医局へ向かう。
「あ、日向先生、おはようございます」
前園さんが向かいから歩いてきた。
「前園さん、おはよう」
「日向先生寝不足、大丈夫ですか?」
「え?」
まさか前園さんにバレてるとは思わなかった。
「いえ、この前日向先生もお疲れだった様なので……私の勘違いならいいんです」
前園さんは苦笑しながら話してくれた。
「あ、いや……周りにバレてるとは思ってなくて驚いただけだよ。美晴の体調も落ち着いたし、俺も復活してるよ」
「それなら良かったです。日向先生も無理なさらないでくださいね」
前園さんはにっこり笑って、優しい言葉をくれた。
「あ……あぁ。前園さんも無理しない様にね」
「ふふ、ありがとうございます」
そして前園さんは、俺の前から立ち去った。
俺と葵はいつも通り病院へ向かった。
病み上がりの美晴を残しての仕事は気がひけるけど、簡単に休めないし、美晴には無理をしない事を約束させた。
「ひな兄、みぃ大人しくしてるかな」
葵も心配らしい……
「約束したから、無理はしないと思うよ」
「そうだね。今回は発作も頻発しないで良かった。発作だけで疲れちゃうもんね」
「そうだな。美晴は体力ないから、あまり無理はして欲しくないしな」
二人で美晴の事を話しながら病院へ向かった。
葵とは入り口で別れて、医局へ向かう。
「あ、日向先生、おはようございます」
前園さんが向かいから歩いてきた。
「前園さん、おはよう」
「日向先生寝不足、大丈夫ですか?」
「え?」
まさか前園さんにバレてるとは思わなかった。
「いえ、この前日向先生もお疲れだった様なので……私の勘違いならいいんです」
前園さんは苦笑しながら話してくれた。
「あ、いや……周りにバレてるとは思ってなくて驚いただけだよ。美晴の体調も落ち着いたし、俺も復活してるよ」
「それなら良かったです。日向先生も無理なさらないでくださいね」
前園さんはにっこり笑って、優しい言葉をくれた。
「あ……あぁ。前園さんも無理しない様にね」
「ふふ、ありがとうございます」
そして前園さんは、俺の前から立ち去った。