俺たちの妹・3
……………とりあえず仕事しよ。
俺は自分のモヤモヤした気持ちは後回しにして、やるべき仕事を始めた。
昼休み……
ぼ〜っとしながら廊下を歩いていると、
「日向、どした?」
司さんと出会った。
「お疲れ様です。今から休憩ですか?」
「そう。日向も?」
「はい、今からです」
「一緒に食べようか」
「はい」
司さんと一緒にお昼を食べる事になった。
「みぃは大人しくしてるかな……」
「俺も葵も心配してます。でも元気になった証拠ですよね」
「休む時は無理せず休んで欲しいんだけどね」
「美晴は、自分より家族や大切な人が優先ですからね……周りの俺たちはいつもヒヤヒヤしちゃいます」
「…………ま、それがみぃなんだけどな」
司さんの言葉に思わず苦笑した。
「まぁ、みぃも色々思う事があるんだろうな……日向は最近どう?」
司さんは、俺と2人になるとよくこの言葉を持ち出してきていた。