俺たちの妹・3
いつもと変わらない日常が続いたある日。
みぃの検診日でもあったその日は、結構忙しくて、俺のサポートしてくれている前園さんも同様忙しかった。
朝から少し顔色が良くないかな…とは思ってたんだけど、いつもと変わりない態度の彼女に俺は安心していた。
午前中の診察の終盤にかかった頃。
ガタッ
という音がして振り返ると、前園さんが、壁に手を押し当てていた。
「前園さん?」
「あ………すみ、ません。ちょっと、立ちくらみが……」
俺はすぐ様近づき、前園さんを椅子に座らせた。
そっと手首を掴み、脈を測ると標準より速かった。
「いつから?もっと早くに気づいてあげれたら良かったのにごめんな」
「いえ……私の体調管理不足です」
「このまま診察しちゃおっか」
「え、でも……患者さんまだ残ってますし……」
「なら、他の人にお願いするよ。ちょっと待ってて」
「え?待ってください」
そんな前園さんの言葉を無視して、俺は電話を掛けた。
みぃの検診日でもあったその日は、結構忙しくて、俺のサポートしてくれている前園さんも同様忙しかった。
朝から少し顔色が良くないかな…とは思ってたんだけど、いつもと変わりない態度の彼女に俺は安心していた。
午前中の診察の終盤にかかった頃。
ガタッ
という音がして振り返ると、前園さんが、壁に手を押し当てていた。
「前園さん?」
「あ………すみ、ません。ちょっと、立ちくらみが……」
俺はすぐ様近づき、前園さんを椅子に座らせた。
そっと手首を掴み、脈を測ると標準より速かった。
「いつから?もっと早くに気づいてあげれたら良かったのにごめんな」
「いえ……私の体調管理不足です」
「このまま診察しちゃおっか」
「え、でも……患者さんまだ残ってますし……」
「なら、他の人にお願いするよ。ちょっと待ってて」
「え?待ってください」
そんな前園さんの言葉を無視して、俺は電話を掛けた。