俺たちの妹・3
「日向、用意出来たから渡しておくよ」
そう言って、点滴薬を渡してくれた司さん。
「ありがとうございます」
「日向、前園さんに明日も無理しないように言ってあげて。しっかり治してからおいでって。婦長には話しておくから」
「ありがとうございます。助かります」
「頼むな」
「任せてください」
俺は前園さんをそっと抱き上げて、診察室を出た。
一応、人通りの少ない場所を選びながら歩く。
それにしても、まさかの展開でなんだか不思議な感覚だけど、気になる人の傍に居られるって嬉しい事だよな……
駐車場に着いて、後部座席に前園さんを寝かせてから運転席に座る。
美晴に一応連絡入れておこう。
『前園さんの体調が悪くて心配なので、連れて帰ります』
『由奈さん、体調悪いの?私今から病院で定期検診なんだけど、終わったらすぐに帰るね』
そうだ、今日は美晴の定期検診だった。
前園さんの事があって、俺の中でスッポリ美晴の事が抜けていた。
今までこんな事なかったのに……
そう言って、点滴薬を渡してくれた司さん。
「ありがとうございます」
「日向、前園さんに明日も無理しないように言ってあげて。しっかり治してからおいでって。婦長には話しておくから」
「ありがとうございます。助かります」
「頼むな」
「任せてください」
俺は前園さんをそっと抱き上げて、診察室を出た。
一応、人通りの少ない場所を選びながら歩く。
それにしても、まさかの展開でなんだか不思議な感覚だけど、気になる人の傍に居られるって嬉しい事だよな……
駐車場に着いて、後部座席に前園さんを寝かせてから運転席に座る。
美晴に一応連絡入れておこう。
『前園さんの体調が悪くて心配なので、連れて帰ります』
『由奈さん、体調悪いの?私今から病院で定期検診なんだけど、終わったらすぐに帰るね』
そうだ、今日は美晴の定期検診だった。
前園さんの事があって、俺の中でスッポリ美晴の事が抜けていた。
今までこんな事なかったのに……