俺たちの妹・3
「また2週間後にね」
「うん、よろしくね」
つーくんと言葉を交わして診察室を出た。
「みぃ」
「ん?なぁに?」
「ほんとに貧血の症状ないの?」
「うん。つーくんに言われるまで分からなかった」
「………そっか。だけど、ほんとに無理はダメだからね」
ここにも心配性の人がいた。
「気をつけます」
葵にジーっと見られて、ちょっと居心地が悪かった。
家路に急ぐ。
「「ただいま〜」」
玄関で思わず声が揃った。
「おかえり。検診どうだった?」
ひな兄がひょこっと顔を出した。
早速、聞かなくても……
「………うん、……ヘーキだったよ……それより由奈さんどう?」
話題を変えなきゃ。
「熱がちょっと高いんだ。一人暮らしだって言うし、このまま帰しても心配だったから連れてきた。美晴、うつるかどうか分からないけど、マスク付けてて」
「分かった。私も一緒に居てもいい?」
「みぃっ‼︎」
葵の大きな声が響いた。
「………少しだけ………ね?」
私だって力になりたいもん。
「葵………司さんになんて言われたんだ?」
「貧血が出てるから、無理するなって」
あーひな兄に言っちゃった……
「うん、よろしくね」
つーくんと言葉を交わして診察室を出た。
「みぃ」
「ん?なぁに?」
「ほんとに貧血の症状ないの?」
「うん。つーくんに言われるまで分からなかった」
「………そっか。だけど、ほんとに無理はダメだからね」
ここにも心配性の人がいた。
「気をつけます」
葵にジーっと見られて、ちょっと居心地が悪かった。
家路に急ぐ。
「「ただいま〜」」
玄関で思わず声が揃った。
「おかえり。検診どうだった?」
ひな兄がひょこっと顔を出した。
早速、聞かなくても……
「………うん、……ヘーキだったよ……それより由奈さんどう?」
話題を変えなきゃ。
「熱がちょっと高いんだ。一人暮らしだって言うし、このまま帰しても心配だったから連れてきた。美晴、うつるかどうか分からないけど、マスク付けてて」
「分かった。私も一緒に居てもいい?」
「みぃっ‼︎」
葵の大きな声が響いた。
「………少しだけ………ね?」
私だって力になりたいもん。
「葵………司さんになんて言われたんだ?」
「貧血が出てるから、無理するなって」
あーひな兄に言っちゃった……