社内恋愛〜序奏〜
密告
亜紗の彼氏は、平凡なサラリーマンで名前は優と言った。




二人は、付き合って3年になる。




交際は順調に思えたが付き合い当時よりデートの回数が減った。




亜紗には、それが少し不満だった。




ある日、亜紗は優の部屋でテレビを見ていた。




すると、優の携帯がなる。




亜紗は、せっかくの二人の時間を邪魔されたようで不機嫌になった。




優はそれを知るかのように早々と携帯のメールを見て終わらせ




ようとしたが、優に送られてきたメールの文章は長く、ゆっくり目を




通すしかなかった。




亜紗は、気になり




「なになに?!」




亜紗は携帯を覗こうとした。




「なんでもない」




と亜紗に携帯を見せないようにした。




なんでもないわけが無かった。




亜紗は、覗いたメールの一文を見て驚いた。




そこには、




「理恵さんは先輩の事が好きなんじゃないですか?」




と書かれていた。




そのメールは会社の同僚からの密告のように思えた。




亜紗は、それを読んで胸がドキッとした。




どうも彼女は優の事が好きで遅くまで会社に残り仕事を




してるようにも書かれていた。




亜紗は、少しジェラシーを感じたが、それ以外何も感じず




ただ優の隣に座りボーっとしていた。




優は、長いメールをまだ読んでいる。



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