ウソのコイビトになりました
「しかし、どうしたんだ?」
「ちょっと色々あってアパート住めなくなっちゃって」
「え!そうなのか!それなら、今日とは言わず、ずっと住んでもいいんだぞ!」
「いや、それはいいです!あ、でも家が見つかるまでお願いしてもいいですか?」
「おうおう!もちろんだ!紗栄子(さえこ)も光(ひかる)も喜ぶよ!」
紗栄子さんは店長の奥さんでとっても綺麗な人。
白木光くんは店長の息子さんでとってもイケメンさんで私と同じ学校の同級生。
このお店の女性客はきっと彼が集めているのだろう。
「だと、いいんですけど。お願いします!」