ウソのコイビトになりました
「…………ただいま」
「お前、おせーぞ!どんだけ時間かかって………って、何で光がいんだよ」
「陽斗に話があって」
光くんはマンションまで送ってくれて、お礼を行って背中から降りようとすると
「陽斗に話があるから俺も行く」と私を背負ったまま家まできた。
「朱里はお風呂入って寝な」
そう言って私を降ろした。
「う、うん。ありがとね」
光くんの有無を言わせないような声がして、私は言われたとおりにお風呂に入り、汚れた体を洗った。