ウソのコイビトになりました
倒れないように手をつく場所がなかった私の体は傾く。
必死に倒れないように出した足が縁石に引っかかる。
やばいと思ったときには、私の体は車道へ投げ出されていた。
目の前には白い光が見える。
その光は次第に大きくなり
プーーっ!!!!!という大きな音が聞こえる。
なんか、眠くなっちゃった……。
睡魔に襲われ目を閉じると沢山の思い出が蘇る。
陽斗くんの笑顔が浮かんだ。
ドンっ!!
という強い衝撃を覚え、私は意識を手放した―――――――。