ウソのコイビトになりました



そして、放課後



「つ、疲れたぁー!!」


あのあと学校中の女子たちに質問されたり噂されたりで、精神的に疲れた。



「朱里お疲れ」



と、優夢が苦笑しながら話しかけてきた。



「ねぇ、朱里。朝、九条くんに連れて行かれる前に言おうとしてたこと何?」



「あー、あれは………」



本当はゲームのことを話そうと思っていた。だけど、それはもう言えない。



「陽斗くんと付き合ったってこと言いたくて!」


「…そっか!本当に付き合ってるんだ!」


「…優夢?」


何か優夢の様子がなんかいつもと違う?



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