ウソのコイビトになりました
「ま、でも、そういうふうに頑張るのはいいんじゃねぇの?」
そう言って優しげに笑う。
一応フォローしてくれてるのかな?
意外といいやつなのかも?
「そうやって失敗して落ち込んでるお前見るの面白いし?」
前言撤回。
やっぱり、性悪だ。
「せいぜい頑張れよ?朱里ちゃん?」
「ご馳走様」とだけ言って陽斗君は部屋に戻っていった。
むかつく!!
でも、どれだけ無駄でもやってくしかないじゃん!
何もやらずに落とせるわけないんだし。
よーし!次の作戦考えるぞ!!
そうしてその夜は過ぎていった。