ウソのコイビトになりました



やっば!バイトまで時間ないじゃん!



急いで荷物を部屋に置き、バイトの支度をする。



「バイト行ってくる」とだけ陽斗君に伝えると



「ちょっと待て」



と、止められた。



時間ないんだけど!と思っていると「はい」とあるものを渡された。



「これ…」


「連絡取れねーと不便だから持っとけ」



それはスマホだった。



「え?でも…」


「コレでいつでもパシれるな?」



そう言ってニヤッと笑うコイツ。


この性悪男子ー!!悪魔!!


文句の1つや2つ言いたいけど時間がないため



「ドーモアリガトウゴザイマシタ!」



とだけ言って家を出た。



それから、学校で飲み物買ってこいなどの雑用を押し付けられたのは言うまでもない。


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