キミのせい。
「あちゃ〜また優しさ発揮してるね優希君」
「もう知らないよ…見ないふり」
そっぽを向いて反対側にいく
そんな私を気づいて優希君はいつも
「あっ!!由奈〜!!」って笑顔で
手を振るその横にぴったり寄り添うライバル
「どっちが彼女だよ友達だよ」
ぼそっと呟く私の声も聞こえてないね
ぎこちなく笑顔を作って手を振るこれも気づかない訳だよ
「でもね…咲。言えないよ。優希君の良さを自分の小さい心で壊していくのだけはしちゃいけないと思う」
「それで、由奈が傷つかないなら私はそおしなって言うよ。傷つくならちゃんと言いなさいよ」
「はーい」なんて言いながら本当は
多分きっと言えない気がする…いつかねいつか
限界がきたら、、ちゃんと言うと思う
「限界越さないよーにね」って
何もかも咲にはお見通しだね