キミのせい。






チャリンコにまたがって出発
風で髪がなびく〜涼しい〜



スーパーで買い物を手っ取り早く
済ませて外に出る





「あれ?幸君ぢゃん!!」



1人でアイスを食べながらベンチに座ってた



「あぁ?あ〜」って微妙な返事を返された
「何してんの?」前なら絶対にスルーしてたのに急に喋りたくなった




「チョコアイス無性に食べたくなった」
「暑いもんね〜って案外家近いんだ?」


頑張って頑張って話を繋いでます…
淡々と返される返答に頑張ってる



「すぐ近く。元々俺ここ住んでて入学と同時に戻ってきた俺は優希から聞いてたよ家が近いって」

「そっか〜何も知らなかったな!」




暑いのにそんなの関係ないぐらい
幸君と話がしたくなった



「独り暮らしって寂しくないの?」



理由は聞かないが高校入学と同時に独り暮らし…わけアリなのかな?




「慣れた…ってか荷物大丈夫?暑いのに」


「ってうわぁ〜ヤバイ!帰るね!」


チャリンコのカゴでは収まらないから
ハンドル両方にかけられた荷物を幸君は
ひょいっと持ち上げて歩き出した



「ちょっと待って!いいよ!大丈夫だよ」

「危ない。送る。」素直ぢゃないのが
不器用なのが伝わったから私は素直に


「ありがとう!」って大声で言ったら
耳真っ赤にして「うるさい」って一言



優希君と仲良いだけあるな凄く優しい





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