キミのせい。
「最後観覧車乗って帰ろっか」
「うんっ高い所平気?」
「観覧車は余裕っ」
ニコッと笑ってくれる幸君にドキッとした
「おまたせしましたっ」
開いたドアに乗り込む
向かいあわせで座った
「なんだかこの空間落ち着く」
「分かる」
暗くなった外に光がチラチラっと見え始める
「幸君今日はありがとう楽しかったよ」
「今日祝えて良かった」
「ありがとうっ」
ニコっと笑って私は景色に目を移す
「質問コーナーする?」
「何それ」ニヤッと笑って
全部答えてくれんの?って
悪戯そうに笑ってくる
この笑顔好きだな
幸君はなんで私に優しくしてくれるの?
って本当に聞きたい事は聞けないけど
特になんでもない質問を
いっぱいお互い聞いて
気づけば頂上にきた
「はいっこれ」
ポケットからBOXを取り出して
私の手にそっと置いてくれた
「え?うそ!ありがとうっ」
箱を開けると華奢なブレスレットで
真ん中にストーンがついている
「可愛すぎるよ、、」
「由奈ちゃんに似合うと思ってごめんっ何にしよか迷って、、」
私は早速付けてみた
「みてみて似合ってる?」
「似合ってる」
喜んでくれてよかったって
ニコッと笑ってくれた
幸君今日は本当に幸せな1日だったよ