俺様幼なじみはドキドキします
二人の恋模様
私には、世間でいうイケメンな幼なじみがいます。

他人にそんな事を伝えれば、それは大変、皆から羨ましがられる事なんでしょう。

だけど、別に対してそんなにいいものでもありません。

だって、高校生になった私には、関係ない存在、だから。

そう、関係ないはずだったのに……。


「奈々、行くぞ?」

おまえすぐ迷子になんだからなと笑いながら私の手を引くイケメンな幼なじみ。

「えっと、加賀谷先輩?」

「なんだよ?」

「これは一体何事でしょうか?」
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