あぁっ、斎藤くん!!
自動増加システム(1)
「みよちゃん、何にするばい」
「あたしゃ、かき氷が食べたいのう」
「よっしゃ、店員さ~ん」
「ふぁ~い」
「忙しかった?」
「今、裏で、朝ドラ録画で見てたんでさぁ」
「悪いけど、注文えぇかい」
「かまんよ」
「かき氷ふたあつ」
「みぃっつ」
「はい?!」
「当店ではね、まんず、自動増加システムつん、採用させてもろとるん」
「お地蔵さまが何だって」
「お地蔵さまち言うとらん、わたし、お相伴に預りますき」
「預からんでよか」
「メロンイチゴレモン、いろんな味を楽しめるではねぇですか」
「わたしゃ、みよちんとね、二人だけち、見つめ合って食べたか」
「うっとうしいなぁ~」
「え」
「じゃ、店長の分も増やしますき」
「どないなっとるん!」
「自動に増えるんですってば!」
「こわい」
おわり
「あたしゃ、かき氷が食べたいのう」
「よっしゃ、店員さ~ん」
「ふぁ~い」
「忙しかった?」
「今、裏で、朝ドラ録画で見てたんでさぁ」
「悪いけど、注文えぇかい」
「かまんよ」
「かき氷ふたあつ」
「みぃっつ」
「はい?!」
「当店ではね、まんず、自動増加システムつん、採用させてもろとるん」
「お地蔵さまが何だって」
「お地蔵さまち言うとらん、わたし、お相伴に預りますき」
「預からんでよか」
「メロンイチゴレモン、いろんな味を楽しめるではねぇですか」
「わたしゃ、みよちんとね、二人だけち、見つめ合って食べたか」
「うっとうしいなぁ~」
「え」
「じゃ、店長の分も増やしますき」
「どないなっとるん!」
「自動に増えるんですってば!」
「こわい」
おわり