不思議な国-マリーヌ
しかし 夜になり、ルイはまたみきのところにやってきた。

それも 玄関からではなく 部屋の窓から入って来た。

みきは驚いて枕を投げた。

「痛ってぇ〜」

「あなたは ゆうれいなの?それじゃなきゃ 不審者よ!」

「だいたい どうやってここを調べたのよ。パートナーには なり・・・・」

言葉を言いかけたところで、ルイが

「パートナーになってくれたら 世界一おいしいケーキを食べさせてあげる。
世界一だぞ!」

みきは言葉に詰まった・

世界一おいしいケーキって どんな味だろう?

この人たち 嘘はつかなそうだし・・・

「とにかく締切が明日なんだ。いったんOKしてくれよ」

なんだか良く分からないまま みきはルイのパートナーをやる事になってしまった。
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