拗らせ女子に 王子様の口づけを

精一杯の笑顔を浮かべて小さく手を振った。
奏ちゃんの顔は見れなかった。


奏ちゃんと別れて三矢と並んで歩いた。
「三矢、ごめんね。ありがとう」


余計なことは何一つ言わずに、三矢は私の頭をポンと撫でた。
優しすぎるよ。



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