拗らせ女子に 王子様の口づけを


「カフスボタンよ?おじいちゃん。分かる?」

ちょっと照れ臭くて、茶化しながら奏輔の反応を見る。

「アホぅ分かるわそれくらい。でも、いいのか?高かったんじゃないか?」

申し訳なさそうに眉を下げる。

「あのね、私も一応社会人なのよ。今回は主任昇進も兼ねたから特別ね。それに、言うほど高くなかったよ?」

「マジかー、、、でも、ちょっと嬉しいかも。いいのか?」

「うんっ。ちょっと出来る男っぽいでしょ?」

喜んでくれているようで、照れ臭い。

「んっ。サンキュー嬉しい」

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