2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-
**-- Seven --**
ノートにポタポタと涙を落としながらワタシはペンを走らせる。
左手に持っているサンドイッチは涙と鼻水の味がしておいしくなかった。
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12/25
クリスマスの日に、ワタシはあの人から爆弾をもらってしまった。
HIV感染。
ワタシもあの人も治らない病気にかかってしまった。
でも、ワタシは大丈夫。
だって直貴、たった1度だけだったけど、本当に好きな人と一緒に寝れたんだから。
何もなかったけど、ワタシは直貴に心で抱いてもらった。
こんなに幸せなことはないよ。
「好きだ」って言ってくれてありがとう。
「ゲームのキャラにはなりたくないから」って言ってくれてありがとう。
うれしかった。
恥ずかしくて寝てるふりをしてたけど、ほんとは全部聞いてたんだよ。
ごめんね。
ワタシにはその気持ちだけで十分だから、早くワタシを忘れてね。