2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-
**-- Two --**
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次の日の朝、ワタシは体中の痛みと寒さで目を覚ました。
「……あー、体痛いし寒いし、頭も痛い」
今までに経験したことがないくらい、とびきり悪い目覚めだった。
昨日はビールを飲んだあと、メイクも落とさず着替えもせず、何もしないで寝てしまったみたいだ。
――カゼひいたかな。
おまけに喉も痛い。
もうすぐ12月だという季節の朝の寒さは、布団もかぶらずに寝てしまった身にこたえる。
――あー、コンタクトもゴロゴロする……。
おまけのおまけにコンタクトも外さないで寝てしまったみたいだ。
二日酔いの体にカゼの猛攻撃。目もうまく開かないときたらノックアウトだ。
体もおかしければ心もおかしい。春には25歳になるのに、ワタシは一体何をしているんだろう……。今度は涙すら出ない。
ワタシは薬局に薬を買いに行こうと、とりあえずシャワーを浴びることにした。
いくらなんでもこんな顔で早朝の薬局には行けない。それに、少しでも体を温めたい。