2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-
 
**-- other side Fourteen --**



もう1つの包みを開けてみると、今度は少し苦笑いだった。


あのメールの内容は、やっぱりこれを買うためだったんだと納得した。


かわいくラッピングされた中から出てきたものは、プーさんマスコット。


しかも、俺のケータイよりも高さも幅もある、デカいプーさんだった。


ただ1つ勝ったのは、重さ。
重さは俺のケータイのほうが勝っていた。


そのプーさんに少し笑わせてもらったところで、袋の中にまだ何かあるのを見つけた。


出してみると、それはメッセージカードだった。


゚*,。,*゚*,。,*゚*,。,*゚゚*,。,*゚*,。,


直貴へ。


クリスマスのお礼、まだ何もしてなくてごめんね。


直貴が何が欲しいか分からなかったから、雪と相談してプーさんにしました。


だから心理テストの結果はないんだ、ごめん。


このプーさん、ケータイのストラップみたいだけと、大きすぎてどっちかケータイだか分かんなくなっちゃうね。
 

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