2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-
**-- Five --**
 
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クリスマス・12月25日。


ワタシは、雪の強い勧めで1ヶ月ほど前、合コンをしたあの店に行くことになっていた。


雪と雪の彼氏と、彼氏の友だちとワタシの4人で、ささやかなクリスマスパーティーをしようという計画があった。


最初は面倒だから嫌だと断ったけど、どうしてもと雪が言うので仕方なく行くことになった。


そして相変わらず、ワタシは桃原直貴とどう連絡を取ろうか悩んでいた。


ストーカー宣言をしたわりには本当に何もそれらしいことがなかったから、多少心配もしていた。


桃原直貴に会ったら聞こうと思っていたこともあったのに、聞く機会がないことに腹を立てていたりもした。


かといって、やっぱりワタシは自分のほうから連絡を取るのには抵抗があって、メモはそのままになっていた。


そして心のほかに、ワタシに少しだけ体の変化が起こった。


1ヶ月前にひいたあのカゼ。
微熱というか、体のダルさが抜けないというか、市販の薬を飲んでいたせいかもしれないけど、治りが悪かった。
 

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