恋雨前線-大切な君へ-
すると、そこには…。





私のことを根っから嫌っているという、派手めな女子たちがいた。





「あっ、えっと…」





どう謝ればいいか分からず、私は口をパクパクさせながら彼女らの方を見る。






私を刺すような、鋭い視線。






時が止まったような感覚。






暫く身動きが取れずにいると、リーダー格の女子がぷっと吹き出した。







「何、キモいんですけど」






冷ややかな視線に、背筋が凍りそうになる。






こんなことを言われるのは、慣れているのに…。
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