しかし兵器は少女である

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「あらっ、アナタどうしたの、鼻唄なんか歌っちゃって?」

「うんー? うふふー、知りたい?」

「あ、なによぉ、それはいいことがあった顔ねぇ?」

「んふふ~」

「なになにぃ、聞こうじゃないのぉ。お洗濯もの干しながら、どんないいことあったの?」

「実はね、さっきお嬢さまがいらして」

「ミリアリアお嬢さま?」

「そう。でね、いきなりシーツに突っ込んできたからなんだろうって思ったら、猫ちゃん追っかけてるんですって」

「猫? え? ミリアリアお嬢さまが? 猫を?」

「そうっ! それで言ったのよ。私にその猫ちゃん見せるって」

「へぇ~っ、あの無表情のミリアリアお嬢さまがっ! かわいいじゃないのっ!!」

「でしょうでしょう!! だからつい嬉しくなっちゃって♪」

「なるほどねーん。ミリアリアお嬢さまもやっぱり、なんだかんだであの歳の女の子なのねぇ」

「そうねぇ。ほんと、喜ばしいことよね……」



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