恋のリハビリ
初カノ
『うざい。』
え‥‥
俺の初めての失恋は最悪だった。
俺の名前はダイキ。
俺がアミと出会ったのは高1の春だった。
「ミカの彼氏さん?初めまして。」
俺には他校にミカという彼女がいた。
ミカの同じ学校の友達がアミだった。
俺はミカとの関係があまり良くなかったからか、アミによくミカとの事を相談していた。
もちろん2人で会ったりなんかはしない。
メールで相談していた。
『わたしだったら絶対そんなことしないけどなー。』
『だよな。俺、アミみたいな人が彼女だったらよかったな。』
『本気で言ってんの?』
『本気だし。てか俺、アミのこと好きかもしれない。』
『何言ってんのーミカがいるでしょ!』
1時間くらいしてアミから電話がかかってきた。
「ねぇ!さっきミカからダイキと別れたって聞いたんだけど本当!?」
「本当だよ。だから俺と付き合って欲しい。」
「え‥‥ミカとのこともあるから‥‥ちょっと考えさせて。」
「分かった。」
3日後、アミからメールがきた。
『この前の返事なんだけど、わたしもダイキと付き合いたい。』
『じゃあ付き合おう!これからよろしくな♬』
こうして俺とアミは付き合うことになった。
アミの前にも3人付き合った人がいたが、
全員1〜2ヶ月で別れていたし、
それっぽいことも全然していない。
だから、ってことになるか分からないけど、
俺にとっての初カノはアミだと思う。