恋のリハビリ
文化祭
俺とアミが付き合ってから2週間後くらいに、
俺の学校の文化祭があった。

付き合って間もない俺たちは、
メールや電話ですごい盛り上がっていた。



「文化祭2日間あって、1日目の夜は学校の近くの友達んち皆で泊まるんだけど、アミたちも来ちゃえばー??そしたら楽じゃん!」

「えーどうしよっかなぁ!友達に聞いてみるね!」

「おう!てか、もしアミも泊まれたら、2人で夜抜け出して近くの公園行こうよ!」

「え?公園??なにするのー。」

「え、キスしたりしたい。」

「本気で言ってる?」

「本気だよ。」

「じゃあ絶対してよ。約束だからね!」

「おう!約束する!」



アミとの電話が終わった俺は完全に浮かれていた。アミと公園でいちゃつく姿を妄想してはニヤついていた。


それから、お互い友達に相談して、
アミとアミの友達も泊まれることになった。


俺は文化祭より、アミとの夜が楽しみでしょうがなかった。





文化祭当日、アミはなかなか来なかった。
あと1時間で文化祭終わっちまうぞ‥‥。


『今どこ??』

『ごめん、道に迷ってて、もーすぐ着きそう!』


校門で待ってると、アミは友達の自転車の後ろに乗ってやってきた。


「ごめん聞いて!めっちゃ迷ったんだけど!」


アミと付き合ってから初めて会った。
遅くなっても何でも久々に会えてうれしかった。


「おせーよ!もうすぐ終わっちゃうよ!」
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